電子レンジは使っていいの?オーブンは?食洗機は?
和食器の取り扱いのコツとは。
2023.01.12
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あこがれの陶器の食器、いざ使い始めると取り扱いがよくわからない…。
電子レンジは大丈夫?食洗機って使っていいの??
悩む時、ありますよね。
今回は、和食器との暮らし方について解説します。
電子レンジで使える器の見分け方
食器の素材は大きく分けると「磁器」と「陶器」があります。
どちらも1000℃以上の高温で焼き上げられており、基本的には熱には強いです。
ですが電子レンジで使用できるかできないかは「吸湿性」と関係があります。
水分を含んだ状態で電子レンジにかけると急加熱により水分が膨張し、割れることがあるからです。
吸湿性がないものが多い「磁器」はほとんど問題ありませんが、
目が荒く水分を吸い込みやすい「陶器」はあたため程度なら耐えることもありますが、なるべく使用を控えた方が無難です。
塚本友太/15cmリム皿/白
KINTSUGI風シリーズ/有田焼 24cm渋ルリ金帯
また、金や銀などの金属を使用している食器はどちらの素材にせよ使用はNGです。
火花が散って電子レンジの故障やうつわの割れに繋がることがあります。ヒビやカケのあるものも同様です。
積極的にガンガン電子レンジに入れるのはお勧めしませんし
さすがに汁ものを温めるのには使用しませんが
ズボラな私は吸湿性の低いシンプルな形状の器はあまり神経質にならず、ワット数を下げて使用したりしています。(チャレンジャー..!)
※あくまでお勧めはしませんので、自己判断でお願いします
熱にも強い陶磁器ですが、急加熱や急冷却が苦手です。
「冷蔵庫から出したばかりの冷えたうつわをそのまま電子レンジに入れる」や、
「温まっているうつわを冷水で洗う」など急な温度変化もNGです。
また油の多い料理のあたためも注意です。
注意の必要なシーンをまとめました。
【別注品】大谷焼 田村栄一郎/緑マット 25cm フラット(リム45度)
まとめ
▼和食器を電子レンジで使う際の注意点
①装飾などに金属を使用していない
②凝った装飾は電子レンジにより劣化が進みやすい
③汁けのある物や油物は避ける
④高いワット数で使わない
⑤冷蔵庫から出したばかりの冷えた器は要注意
そして一番重要なポイントは
吸湿性の高い陶器は水分の急加熱による膨張によって割れやすい
これらを見極めの参考に、気負わず器との暮らしを楽しんでくださいね。