約240年の歴史 徳島県を代表する陶器「大谷焼」って?
2022.07.14
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約240年の歴史をもつ、徳島県を代表する陶器「大谷焼」の魅力に迫ります。
「大谷焼」とは?
徳島県を代表する大谷焼(おおたにやき)は、四国の東端、徳島県の北東端に位置し、鳴門海峡の西側に位置する徳島県鳴門市大麻町の名産品。
約240年の歴史があり、徳島を代表する陶器です。大人の背丈ほどもある巨大な甕や睡蓮鉢など、大きなの陶器が盛んに焼かれていた歴史があり、大型の陶器を焼くための「登り窯(のぼりがま)」は、日本一の大きさと言われています。近年はマグカップや茶碗などの生活雑貨から個性的な芸術作品まで、幅広く作られており、平成15年9月に国の伝統的工芸品に指定されました。
大谷焼 田村栄一郎/藍マット 28cm フラット
どこでいつ生まれた?
大谷焼は、江戸時代の後期1780年(安永9年)、当時の豊後国(大分県)より焼き物細工師が、現在の鳴門市大麻町である「大谷村」を訪れ、赤土で作陶を開始したのが大谷焼の始まりと言われます。
渦潮で有名な鳴門の海より程近く、大谷焼の里があり、現在は7窯がその伝統を紡いでいます。
ガラス釉独特のツヤがありなめらかな質感。 扱いやすいリムが炒め物や汁物、大皿でもワンプレートでも!
大谷焼の特徴とは?
大谷焼は、赤土の風合いを活かし、鉄分の多いザラリとした手ざわりと、金属的な光沢があり、素朴なニュアンスがありながらも雄大さを兼ね備えているのが特徴です。
【別注品】大谷焼 田村栄一郎/緑マット 25cm フラット(リム45度)
【別注品】大谷焼 田村栄一郎/ターコイズブルー 25cm フラット(リム45度)
どんな風に使われている?
元々は大型の水がめや睡蓮鉢など大物陶器が多かったのですが、近年は食器やカップ・茶碗などの日用雑貨から個性的な芸術品まで幅広く作られています。
また、大谷焼のイメージにとらわれない新たな作品づくりにも注目が集まっています。
大谷焼のもつ懐の深さや魅力が料理を格上げし、さらに食卓に彩を添えてくれます。
【器のチカラ】で取り扱いのある大谷焼、田村栄一郎さんの作品は、ミシュランレストランでの採用をはじめ世界中の料理人からもラブコールが絶えません。